>26氏

「あぁんっ」
ほんのりと赤く色づいた唇から漏れたのは、とろける様な甘い声。初めての情事に戸惑い、酔いしれた。
小振りの柔らかな白い乳房を優しく愛撫してやる度、エイトの唇からは切なげな喘ぎがこぼれた。
「はぁ。あっ…ヤ、ヤンガス…」




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>31氏

「うわっ?!」
「あ、っ!!」
ヤンガス、エイト。二人の叫びが重なった。
ひとつは人生で一番めぐらい、という程の驚愕。もうひとつはしまった…という後悔。

部屋のドアを開き、ヤンガスが目にしたものは。巻いたさらしを一生懸命に解くエイトの姿であった。
……そして。上半身裸身になったエイトの胸には、見慣れないものが二つ。
小振りで、膨らみにはやや乏しいが、それははっきりとした女性の乳房。

「ア、アニキっ!!?」
少々赤面したヤンガスの二度目の叫びに、エイトは自分の胸をさっと両手で覆い隠した。
「…ごめんヤンガス。嘘をつくもりじゃあなかったんだ!」




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>85(スケスケ氏)

「良かった。これでルイネロさんに水晶玉を返せるね!はやくトラペッタに戻ろうか」
そう言って兄貴が滝の方からアッシへと振り返ったときだった。
「うおっ?!」
「どうしたの?ヤンガス」
アッシは驚いて、反射的にずざざっと後ずさる。
兄貴は首を傾げてこっちに歩いてきた。
うわっ、どうしよう、やべえ、まともに、あ・兄貴を見られねえ。
さっきの戦いのせいでか、兄貴とアッシらの二人はズブ濡れびしょびしょの濡れ鼠だった。
滝つぼから現れたザバンだかザボンだか知らねえが、あの魚の親分みてえなのがメチャクチャ大暴れしやがったからだ。
まあ魚のナントカも兄貴とアッシの手にかかりゃあ、軽〜く捻ってやったがよ。
さすが兄貴でがす!男ヤンガス、一生兄貴についていきやす!!
っとと。そうなんだけどそうじゃねえ。その、兄貴の姿が…服がズブ濡れンなっちまって…す・透けちまってるんだよ!!!折角のさらしも役に立ってねえ。
「ね、ねえ、どうしたの?ヤンガス、なんで僕から顔そむけてるの?」
「え、あ!いやっその…、め・目に毒っつーか、」